こんにちは、上村さとこです。
普段、フリーランスでWebデザインの仕事をしていると、Webサイトだけでなく、SNS上の「セルフプロデュース」や「ブランディング」の手法にも自然と目が向いてしまいます。
スマートフォンの中で展開される世界は、フォント一つ、色使い一つで、そのアカウントの「誠実さ」や「信頼性」を雄弁に物語るからです。
今回考察してみたいのは・・・・
不動産投資やコンサルティング業を展開しているという、株式会社LINO(リノ)の高橋心氏、そして行動を共にされている吉村勝氏のアカウントです。
※元はこの記事から出発して炎上していったみたいね・・・お気の毒だけど、やることやってるみたいだけら仕方ないね・・・

一見すると、若くして成功を収めたクリエイターや実業家のポートフォリオのようにも映ります。
- 「なぜ、これほどまでに過剰な記号で自分を飾る必要があるのか」
- 「なぜ、組織のトップと現場のスタッフとの間に、これほどのビジュアルの不整合が起きているのか」
- 「そして、その華やかな表現を維持するための『本当の原資』はどこから出ているのか」
今回は、株式会社LINOの二人が展開する「成金ブランディング」を視覚心理学のフィルターを通して冷静に解剖し、そのデザインの裏側に潜む実態や、過去に社会問題となったマルチ組織「DEAN」との構造的な共通点について、クリエイターの視点から紐解いていきたいと思います。
高橋心氏・吉村勝氏の「ゴールド&高級車」の狙い
私たちがWebデザインやグラフィックデザインを行う際、最も重要視するのは「ユーザーにどのような感情を抱かせたいか」という心理的アプローチです。
色や配置、使用する写真によって、人間の脳は無意識のうちにその対象の「価値」を判断してしまうからです。
高橋心氏や吉村勝氏のInstagramを観察していると、ある明確な「視覚心理の狙い」があることに気づきます。


これらは、単なる個人の趣味や自慢ではなく、非常に計算されたビジネス上の「記号」として機能しています。
地道な実績や長年の歴史を持たない新しい会社(株式会社LINOなど)が、手っ取り早くターゲットからの「信用」を捏交するために、この視覚的マーケティングは非常に「効率が良い」のです。
しかし、デザインの視点から言えば、これは「パッケージ(外箱)だけを豪華にして、中身のコンプライアンス(誠実さ)を覆い隠す」という、極めて歪なレイアウトです。
私の本業のマーケやデザインの領域で、よく使われる方法だったりします。
主導者二人の「飾り」と、同行する「女性スタッフ」のビジュアル的乖離
デザインにおいて最も美しい状態とは、すべての要素が目的のために調和し、矛盾がない状態を指します。
しかし、株式会社LINOという組織全体のビジュアルを俯瞰してみると、そこには決定的な「レイアウトの崩壊」が起きています。
それは、SNS上で頑張って構築されている高橋氏・吉村氏の「キラキラ投稿」と、彼らの実際の活動現場で目撃される女性スタッフたちの「驚くほど普通なビジュアル」との間にある、あまりにも大きなギャップです。
実際の現場で目撃された「ビジュアルの不整合」
ここで、実際のオフィス周辺で撮影されたという、ある目撃写真を見てみましょう。


この写真に写っている女性たちは、高橋氏らのアカウントに登場するような、いわゆる「港区女子」風の華やかな雰囲気は一切ありません。
どこにでもいそうな、非常に大人しく、フツーな印象の女性たちです。
一見すると調和していないように見えるこの「派手」と「地味」の歪な組み合わせこそが、実は彼らの営業手法の核心であり、最も注意すべきビジュアルの罠なのかもしれません。
ブランディングの裏側にある「本当のスポンサー」を考える
デザインやアートの世界において、素晴らしい作品を描き出すためには、質の高い絵の具やキャンバス、そしてそれらを用意するための「予算(原資)」が必要です。
これは、SNS上のセルフブランディングにおいても全く同じことが言えます。
高橋氏や吉村氏が日々アップデートしている、高級シャンパン、ラグジュアリーホテルでの会食、そして次々と変わる高級スポーツカーという「華やかなポートフォリオ」。
これほど贅沢な表現を維持するためには、毎月莫大なコストがかかっているはずです。
では、そのきらびやかな世界を支えている「本当のスポンサー」は、一体誰なのでしょうか。
彼らが展開する株式会社LINOの主な事業は、先述の通り不動産の「ブツ上げ(物上げ)営業」だとされています。
これは、大切な資産である投資用マンションなどを所有するオーナーの方々に対して直接アプローチを行い、売却や仲介の契約を結ぶビジネスです。
ネット上に残されている、実際にアプローチを受けた方々の声を静かに手繰り寄せていくと、そこには彼らのSNSとは正反対の、切実で重々しい現実が浮かび上がってきます。
- 消費者金融からの借入代行
- 不透明な個人情報の流用
- 違法なマルチ商法
彼らが身にまとっているゴールドの輝きや、グラスに注がれる高級シャンパンの泡。
それらの美しい「絵の具」は、彼ら自身の純粋なクリエイティブや誠実な実績によって生み出されたものではなく、
ネット上に上がっているような、「穏やかとは言えない商売」によって買い支えられているものではないでしょうか。
本質的な意味での「美しさ」や「誠実さ」は1ミリも存在しないのではないかと、私は感じてしまうのです。
若者を惹きつける「見せ方のテンプレート」と過去の共通点
Webデザインやマーケティングの世界には、あらかじめ効果が実証されている「ワイヤーフレーム(骨組み)」や「テンプレート(型)」というものが存在します。
一度成果が出たレイアウトや構成は、扱う商品が変わっても、そのまま流用されることが多いためです。
高橋氏や吉村氏が現在、株式会社LINOで行っている「++<:>?な営業」を俯瞰してみると、その骨組み(構造)は、彼らの過去の経歴として多方面から指摘されている元学生マルチ組織「DEAN(ディーン)」の勧誘スキームと、驚くほどきれいに重なり合います。
数年前にネット上やSNS、口コミ等で大きな問題として取り沙汰されていたDEANの勧誘スタイルは
- サラ金への詐害行為を含む営業
- フツーの女性を点数付けして利用する
- 「不労所得」や「自由なライフスタイル」を想起させる、高級ホテルや夜景の画像
こうして並べてみると、現在彼らが不動産投資(ブツ上げ営業)という枠組みで行っている情報発信のテンプレートと、構造が似ていることが分かります。
変わったのは、扱っている「ハコ(商品)」が、マルチ商法の会員権から「投資用不動産」に置き換わったという点だけではないでしょうか。
本物を見極める「審美眼」を持つために
ここまで、株式会社LINOの高橋心氏や吉村勝氏が展開するSNS上のビジュアル表現を、デザインと視覚心理の観点から紐解いてきました。
優れたデザインとは、単に見栄えを良くすることではなく、その奥にある「信頼性」や「誠実さ」を正しく伝えるためのものです。
虚飾で塗り固められたブランディングに惑わされないためには、私たち一人ひとりが情報の「ガワ」ではなく「中身」を見極めるための審美眼を持つことが、何よりも大切な防衛策になります。
見た目のインパクトに圧倒されて立ち止まる前に、一歩引いて「このデザインの本当の原資はどこにあるのか」を冷静に考える視点を、常に持っていたいものです。


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